第98回 理論問題【薬理】15問

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※問題と解答のみ。解説は随時更新

選択肢は順序暗記防止の為、並びをランダム化しています。

コンテンツ充実を図っていきたいと思っていますので、しばらくお待ち下さい。問題を解いた後に結果が表示されますので、間違えた箇所をメインに復習を行って下さい。

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問題・解説(準備中)

問1

グラフは、摘出平滑筋の収縮に対する薬物Aと薬物Bの濃度-反応曲線を示している。この実験結果に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 ただし、これらの薬物は同一の受容体結合部位にのみ作用し、また、受容体への結合は可逆的で速やかに起こるものとする。

  1. 薬物Aは部分刺激薬(partial agonist)である。
  2. 薬物Aの pD2値は約6である。
  3. 薬物Bは完全刺激薬(full agonist)であり、その内活性(intrinsic activity)は 100である。
  4. 10-5M の薬物Bによる収縮は、10-6M の薬物Aにより抑制されると推定できる。

問2

薬物依存に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. テトラヒドロカンナビノールは、身体的依存を生じるが、精神的依存は生じない。
  2. エタノールは、身体的依存及び精神的依存を生じる。
  3. 休薬により退薬症状を生じる状態を、身体的依存と呼ぶ。
  4. 依存性薬物は、脳内報酬系におけるドパミン作動性神経を抑制する。

問3

交感神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. アテノロールは、アドレナリン α1受容体を遮断し、脳血管平滑筋を弛緩させる。
  2. ドブタミンは、アドレナリン α2受容体を刺激し、鼻粘膜の血管を収縮させる。
  3. メトキサミンは、アドレナリン α1受容体を刺激し、末梢血管を収縮させる。
  4. プロカテロールは、アドレナリン β2受容体を刺激し、気管支平滑筋を弛緩させる。
  5. エフェドリンは、交感神経終末でのノルアドレナリンの再取り込みを促進し、気管支平滑筋を弛緩させる。

問4

中枢性及び末梢性筋弛緩薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. ベクロニウムは、筋小胞体のリアノジン受容体を遮断する。
  2. ダントロレンは、骨格筋のニコチン性アセチルコリン受容体を遮断する。
  3. チザニジンは、アドレナリン α2受容体を刺激し、脊髄多シナプス反射を抑制する。
  4. スキサメトニウムは、血漿中のコリンエステラーゼにより加水分解を受けて活性体を生じる。
  5. A型ボツリヌス毒素は、運動神経終末からのアセチルコリン遊離を抑制する。

問5

催眠薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. ゾルピデムは、ベンゾジアゼピン ω1受容体に選択性の高い催眠薬で、筋弛緩 作用に基づく副作用は少ない。
  2. ラメルテオンは、メラトニン受容体を刺激し、睡眠覚醒リズムを調節する。
  3. エスタゾラムは、中枢のヒスタミン H1受容体を遮断し、睡眠を導入する。
  4. フェノバルビタールは、抗痙れん作用が現れる用量以下で鎮静・催眠を引き起こす。

問6

抗てんかん薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. カルバマゼピンは、電位依存性 Na+チャネルを遮断し、強直間代発作を抑制する。
  2. バルプロ酸は、セロトニン 5-HT1A受容体を遮断し、すべての型の全般発作を抑制する。
  3. プリミドンは GABAトランスアミナーゼを阻害するので、フェノバルビター ルとの併用で相乗効果が期待できる。
  4. クロナゼパムは、ベンゾジアゼピン受容体を遮断し、複雑部分発作を抑制する。
  5. エトスクシミドは、T 型 Ca2+チャネルを遮断し、欠神発作を抑制する。

問7

心不全治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. カルペリチドは、アデニル酸シクラーゼを活性化し、利尿作用と血管拡張作用を示す。
  2. デノパミンは、アドレナリン β1受容体を刺激し、心筋収縮力を増大させる。
  3. エナラプリルは、アンギオテンシン AT1受容体を遮断し、心負荷を軽減させる。
  4. オルプリノンは、グアニル酸シクラーゼを直接活性化し、心筋収縮力を増大させる。
  5. ピモベンダンは、トロポニンの Ca+2感受性を上昇させ、心筋収縮力を増大させる。

問8

虚血性心疾患治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. ジピリダモールは、アデノシンの細胞内への取り込みを促進し、冠血管を拡張させる。
  2. ニトログリセリンは、静脈還流量を減少させ、心臓に対する前負荷を軽減する。
  3. ビソプロロールは、心拍数と収縮力を減少させることで、心筋の酸素消費量を低下させる。
  4. ニコランジルは、ATP感受性 K+チャネルを遮断し、冠血管を拡張させる。

問9

利尿薬に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. マンニトールは、尿細管からほとんど再吸収されず、尿細管腔内の浸透圧を上昇させる。
  2. ブメタニドは、近位尿細管において Na+-H+交換系を阻害する。
  3. トリアムテレンは、遠位尿細管から集合管において Na+チャネルを遮断し、Na+の再吸収を抑制する。
  4. トリクロルメチアジドは、遠位尿細管において Na+-Cl共輸送系を抑制する。
  5. カンレノ酸は、アルドステロン受容体を遮断し、Na+の再吸収を抑制する。

問10

呼吸興奮薬の作用機序に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. アセタゾラミドは、炭酸脱水酵素を抑制することで代謝性アルカローシスを起こし、呼吸中枢を刺激する。
  2. ジモルホラミンは、延髄の呼吸中枢に直接作用し、呼吸興奮を起こす。
  3. フルマゼニルは、ベンゾジアゼピン受容体に結合し、ベンゾジアゼピン系薬による呼吸抑制を改善する。
  4. ドキサプラムは、オピオイド μ受容体を遮断し、モルヒネによる呼吸抑制を改善する。

問11

抗アレルギー薬の薬物名及び主たる作用機序の組合せのうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  薬物名 作用機序
1 オザグレル トロンボキサン合成酵素阻害
2 ザフィルルカスト トロンボキサン A2受容体遮断
3 スプラタスト IgE抗体産生抑制
4 ラマトロバン ヒスタミン H1受容体遮断
5 オロパタジン ロイコトリエン受容体遮断

問12

消化器系疾患治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. ラモセトロンは、セロトニン 5-HT3受容体の刺激により、下痢型過敏性腸症候群の症状を改善する。
  2. アトロピンは、Oddi括約筋のれん縮を抑制する目的で、急性膵炎の疼痛の治療時にモルヒネと併用される。
  3. モサプリドは、消化管のドパミン D2受容体の遮断により、アセチルコリンの 遊離を増大させ、消化管運動を促進する。
  4. ラクツロースは、腸内で乳酸菌により分解されて有機酸を遊離し、アンモニア産生菌の生育を抑制する。

問13

副腎皮質ホルモンとそれに関連する薬物に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. メチラポンは、11β-ヒドロキシラーゼ(CYP11B1)の阻害によりコルチゾール産生を抑制する。
  2. リシノプリルは、アンギオテンシンⅡの産生阻害により、副腎皮質におけるアルドステロン分泌を抑制する。
  3. ヒドロコルチゾンは、細胞内に存在する受容体と複合体を形成し、標的遺伝子に結合することで遺伝子発現を変化させる。
  4. デキサメタゾンは、コルチゾールに比べて、糖質コルチコイド作用は強いが、 鉱質コルチコイド作用は弱い。
  5. エプレレノンは、糖質コルチコイド受容体の遮断により利尿作用を示す。

問14

骨粗しょう症治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. アレンドロン酸は、ヒドロキシアパタイトに結合し、骨芽細胞の機能を亢進する。
  2. イプリフラボンは、副甲状腺ホルモン受容体を遮断し、骨形成を促進する。
  3. エルカトニンは、カルシトニンの分泌を促進し、骨粗しょう症の疼痛を緩和する。
  4. カルシトリオールは、活性型ビタミン D3製剤で、Ca+2の腸管からの吸収及び腎臓での再吸収を促進する。
  5. ラロキシフェンは、エストロゲン受容体を刺激し、骨吸収を抑制する。

問15

抗菌薬の作用機序に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. バンコマイシンは、ペプチドグリカン末端に結合し、細胞壁の合成を阻害する。
  2. ミノサイクリンは、細胞膜を障害し、細菌の細胞内物質を漏出させる。
  3. イソニアジドは、ミコール酸の生合成を阻害し、結核菌に対して抗菌作用を示す。
  4. ホスホマイシンは、細菌のリボソーム 30S サブユニットに作用し、アミノアシル tRNAとリボソームの結合を阻害する。
  5. セフジニルは、DNA依存性 RNAポリメラーゼを阻害し、RNA合成を抑制する。
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