第97回 理論問題【薬理】15問

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※問題と解答のみ。解説は随時更新

選択肢は順序暗記防止の為、並びをランダム化しています。

コンテンツ充実を図っていきたいと思っていますので、しばらくお待ち下さい。問題を解いた後に結果が表示されますので、間違えた箇所をメインに復習を行って下さい。

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問題・解説(準備中)

問1

細胞膜受容体の情報伝達系に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 平滑筋のGsタンパク質共役型受容体が刺激されると、小胞体からの Ca2+遊離が促進される。
  2. 心筋の Gi タンパク質共役型受容体が刺激されると、K+の細胞外流出が抑制される。
  3. 血管内皮細胞のアセチルコリンM3受容体が刺激されると、Gqタンパク質を介して一酸化窒素合成酵素が阻害される。
  4. 腎臓のナトリウム利尿ペプチド受容体が刺激されると、チロシンキナーゼの活性化による自己リン酸化が起こる。
  5. 脊髄のグリシン受容体が刺激されると、Clの透過性が亢進する。

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問2

交感神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. ナファゾリンは、アドレナリンβ2受容体を刺激し、鼻粘膜血管を拡張させる。
  2. エフェドリンは、アドレナリンβ受容体刺激作用及び交感神経節後線維終末からのノルアドレナリン遊離促進作用を示す。
  3. クロニジンは、交感神経節後線維終末のアドレナリンα2受容体を刺激し、ノルアドレナリン遊離を促進する。
  4. ラベタロールは、アドレナリンβ1受容体を選択的に遮断し、血圧を低下させる。
  5. ブナゾシンは、アドレナリンα1受容体を選択的に遮断し、眼圧を低下させる。

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問3

副交感神経系に作用する薬物に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. ジスチグミンは、シュレム管を開放し、眼房水の流出を促進する。
  2. ベタネコールは、ムスカリン様作用を示し、腸管の蠕動運動を促進する。
  3. カルバコールは、真性及び偽性コリンエステラーゼのいずれによっても分解されにくい。
  4. プロパンテリンは、前立腺肥大による排尿障害を改善する。
  5. ピロカルピンは、瞳孔括約筋を収縮させ、縮瞳を引き起こす。

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問4

知覚神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. コカインは、血管拡張作用を持つため、局所麻酔作用の持続時間が短い。
  2. プロカインは、皮膚・粘膜浸透力が強いエステル型局所麻酔薬で、表面麻酔に用いられる。
  3. テトラカインは、非イオン型が神経細胞膜の内側から作用し、電位依存性 Naチャネルを遮断する。
  4. オキセサゼインは、強酸性下でも局所麻酔作用を示し、胃潰瘍に伴う疼痛を緩和する。
  5. リドカインは、血中エステラーゼによる代謝物がアレルギー反応を起こしやすい。

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問5

全身麻酔薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 亜酸化窒素は、最小肺胞内濃度(MAC)が大きく、酸素欠乏症を起こしやすい。
  2. エンフルランは、ハロタンに比べ、カテコラミンによる心室性不整脈を誘発しやすい。
  3. プロポフォールは、GABAB受容体を刺激し、速やかな麻酔作用を示す。
  4. チオペンタールは、代謝及び排泄が速やかなため、作用が短時間で消失する。
  5. ケタミンは、グルタミン酸NMDA受容体を刺激し、意識の解離をもたらす。

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問6

中枢神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. ドネペジルは、中枢のアセチルコリンエステラーゼを阻害し、低下したコリン作動性神経伝達を促進する。
  2. セレギリンは、脊髄多シナプス反射を抑制し、痙性麻痺における過剰な筋緊張を緩和する。
  3. 炭酸リチウムは、縫線核のセロトニン作動性神経活動を選択的に抑制し、抗躁作用を示す。
  4. エダラボンは、脳虚血障害により発生したフリーラジカルを消去し、神経細胞の酸化的障害を抑制する。
  5. チザニジンは、脊髄のニコチン性アセチルコリン受容体の機能を抑制し、腰痛症の筋緊張を緩和する。

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問7

不整脈治療薬の作用機序について正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. ニフェカラントは、心筋のNaチャネルを選択的に遮断するが、不応期に影響を与えない。
  2. ベラパミルは、房室結節のKチャネルを選択的に遮断し、房室伝導速度を低下させる。
  3. キニジンは、心筋の Naチャネルと Kチャネルを遮断し、活動電位持続時間を短縮する。
  4. ソタロールは、心筋のKチャネル遮断作用とβ受容体遮断作用を示す。
  5. ベプリジルは、心筋のβ受容体遮断作用とCa 2+チャネル遮断作用を示す。

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問8

循環器系作用薬に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. アメジニウムは、交感神経終末へのノルアドレナリン再取り込みと不活性化を阻害し、昇圧作用を示す。
  2. シルデナフィルは、サイクリック GMP(cGMP)の分解を抑制し、勃起障害と肺動脈性肺高血圧症を改善する。
  3. ベラプロストは、末梢血管拡張及び血小板凝集抑制により、末梢循環障害を改善する。
  4. ボセンタンは、エンドセリン受容体を遮断し、肺動脈性肺高血圧症を改善する。
  5. ファスジルは、アドレナリンβ2 受容体を活性化し、クモ膜下出血後の脳血管れん縮を抑制する。

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問9

消化管に作用する薬物に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. カルメロース(カルボキシメチルセルロース)は、腸管内で水分を吸収して膨張し、腸管運動を促進する。
  2. ロペラミドは、腸管のオピオイドμ受容体を刺激し、腸管運動を抑制する。
  3. メペンゾラートは、アセチルコリンM3受容体を遮断し、腸管運動を抑制する。
  4. 次硝酸ビスマスは、腸粘膜表面のタンパク質に結合することで被膜を形成し、腸粘膜を保護する。
  5. トリメブチンは、腸管のドパミンD2受容体を遮断し、低下した腸管運動を促進する。

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問10

糖尿病治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. グリベンクラミドは、スルホニル尿素受容体と結合し、膵臓β細胞からのインスリン分泌を促進する。
  2. メトホルミンは、ATP 感受性Kチャネルを活性化し、肝臓での糖新生を抑制する。
  3. ピオグリタゾンは、ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体γ(PPARγ)を刺激し、アディポネクチンの発現を抑制する。
  4. アカルボースは、多糖類の分解を可逆的に阻害し、腸管からの糖の吸収を遅延させる。
  5. ナテグリニドは、高血糖状態で増加する細胞内ソルビトールの蓄積を抑制し、末梢神経障害を改善する。

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問11

脂質異常症治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. コレスチラミンは、末梢脂肪組織からの遊離脂肪酸の動員を抑制し、トリグリセリド合成を低下させる。
  2. エゼチミブは、小腸からのコレステロールの吸収を選択的に阻害する。
  3. プロブコールは、低密度リポタンパク質(LDL)コレステロールに対する抗酸化作用により抗動脈硬化作用を示す。
  4. クロフィブラートは、脂肪酸のβ酸化を抑制し、トリグリセリド合成を低下させる。
  5. イコサペント酸エチルは、肝臓でのコレステロールから胆汁酸への異化を促進し、LDL受容体を増加させる。

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問12

血液に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. アルガトロバンは、プロスタノイドIP受容体を刺激し、血小板凝集を阻害する。
  2. ウロキナーゼは、フィブリノーゲンに強く結合し、フィブリンの生成を抑制する。
  3. ダルテパリンは、アンチトロンビンⅢに結合し、Xa因子の活性を阻害する。
  4. トラネキサム酸は、プラスミンのリシン結合部位に結合し、プラスミンによるフィブリンの分解を阻害する。

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問13

非ステロイド性抗炎症薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. メロキシカムは、シクロオキシゲナーゼ 2(COX-2)より COX-1 に対して強い阻害作用を有し、胃腸障害を起こしやすい。
  2. アスピリンは、COX-2 をアセチル化により選択的に阻害するため、胃粘膜刺激作用は弱いが、ぜん息発作を誘発することがある。
  3. ジクロフェナクは、強い抗炎症作用を有するが、中枢性の副作用は極めて弱い。
  4. メフェナム酸は、生体内で活性型に代謝され、COX-2 を選択的に阻害する。
  5. セレコキシブは、COX-1 と COX-2 に対し強い阻害作用を有し、心血管障害を起こしやすい。

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問14

抗菌薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. バンコマイシンは、DNA ジャイレースを阻害し、細菌の RNA 合成を抑制する。
  2. テトラサイクリンは、細菌リボソーム 30S サブユニットに結合し、アミノアシル tRNA のリボソームへの結合を阻害する。
  3. リファンピシンは、細菌リボソーム 50S サブユニットに結合し、タンパク質合成を阻害する。
  4. エリスロマイシンは、DNA 依存性 RNA ポリメラーゼを阻害し、細菌の DNA 複製を阻害する。
  5. レボフロキサシンは、細胞壁ペプチドグリカン合成初期段階の UDP サイクルを阻害し、細菌の細胞壁合成を阻害する。

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問15

抗ウイルス薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. ジドブジンは、細胞内で水酸化を受けて活性化され、ウイルスの増殖に必要なプロテアーゼを阻害する。
  2. リトナビルは、ウイルスの逆転写酵素を競合的に阻害する。
  3. アシクロビルは、細胞内でアシクロビル三リン酸となり、ウイルスの DNA ポリメラーゼを阻害する。
  4. ガンシクロビルは、ウイルスのノイラミニダーゼを阻害する。
  5. オセルタミビルは、その活性代謝物がウイルスの脱殻を阻害し、核内へのウイルスの侵入を阻止する。

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