【2017年3月版】薬スタディニュース~薬剤師・薬学生向け~

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月毎に気になる薬学ニュースをピックアップしていきます。主に、医療関係(薬剤師)の方、薬学生(薬剤師国家試験受験)の方向けとなっています。

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【2017年3月版】薬スタディニュース

医薬品添付文書、2019年度から記載変更

「慎重投与」の項目を廃止し、「禁忌」や他の適切な項目に記載。また、「高齢者への投与」と「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」、「小児等への投与」を廃止し、新設する「特定の患者集団への投与」の項目に「妊婦」、「生殖可能な男女」、「授乳婦」、「小児等」、「高齢者」、「腎機能障害患者」などを分けて記載するとしている。

https://medical-tribune.co.jp/news/2017/0304506642/

薬スタディニュース
第105回以降の薬剤師国家試験にも問われてくるでしょう。

確かに、慎重投与や原則禁忌、に関しては重複している項目が多いように感じます。

サムスカ顆粒1%の承認 トルバプタンの追加剤形

3つの効能のうち、ADPKD(心不全における体液貯留▽肝硬変における体液貯留▽常染色体優性多発性のう胞腎)では症状・状態に応じて朝晩の服用錠剤数やその規格の組み合わせが多岐にわたり煩雑との指摘がある。顆粒剤にすることで患者は服用しやすくなりそうだ。

サムスカは「水だけを出す利尿薬が欲しい」との医療現場の声を受けて、同社が創製した薬剤。ナトリウムなどの電解質の排泄に影響を与えず体内の余分な水のみを出すメカニズムを持つ。

https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/55284/Default.aspx 

薬スタディニュース
多種多様な剤形の承認が進むことにより、テーラーメイド薬物治療に貢献できます。

現在開発中の完全ヒト型抗PD-L1抗体 アベルマブ 優先審査品目に指定

アベルマブは、抗体中のFc領域を改変していないため、自然免疫系に作用することにより、抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)を誘発すると考えられています。

http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2017/2017_03_16.html

薬スタディニュース
膀胱がんの罹患率および死亡率は過去25年間変化がないため、治療困難な病気です。

薬学生の方は、優先審査(法規、実務)、Fc領域やADCC(生物)を再確認しておきましょう。

新効能「低亜鉛血症」など追加承認 医療用薬8製品

ノベルジンカプセル25mg、同カプセル50mg、同錠25mg、同錠50mg(酢酸亜鉛水和物、ノーベルファーマ):「低亜鉛血症」を効能・効果に追加。再審査期間5年10カ月。

https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/55309/Default.aspx

薬スタディニュース
適応既存薬が日本にはない「低亜鉛血症」について注目です。

あすか製薬株式会社がコ・プロモーションを開始における資料を出しています。製造販売する低亜鉛血症治療薬「ノベルジン®錠 25mg・50mg」.pdf

特発性肺線維症の既存治療薬 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)に有効

特発性肺線維症の治療薬であるピルフェニドンが、NASHモデルマウスの肝臓の炎症所見と線維化を著しく抑制することを明らかにしました。
ピルフェニドンは肝細胞死を抑制することによりNASHを予防する可能性が考えられました。

http://www.amed.go.jp/news/release_20170317.html

薬スタディニュース
進行性のNASH

(non-alcoholic steatohepatitis)

の炎症所見、線維化を著しく抑制に成功した研究発表です。

薬局薬剤師は精神科領域の処方箋について苦手意識

「どんな症状が目的で処方されているか分からない」が66.8%と最も多く、次いで「どのような診断なのか分からない」が60.8%、「どのように服薬指導していいか分からない」が43.8%

精神科領域の処方箋について

薬スタディニュース
薬局での精神領域の処方箋応需について、

「どのような症状が目的で処方されているか分からない」

が半数以上を占めている問題についてです。

患者さんに安全かつ効果的な薬物治療を行って頂くためにも、薬薬連携の重要性がさらに高まってくると考えられます。

【副作用情報】痔治療薬に直腸膣瘻追記

〔硫酸アルミニウムカリウム水和物・タンニン酸〕商品名はジオン注無痛化剤付、同注生食液付。脱出を伴う内痔核に効能・効果がある。「重大な副作用」の項目に「直腸膣瘻」を追記。過去3年の副作用報告で「直腸膣瘻」の関連症例が2例(医薬品との因果関係が否定できない症例は1例)あった。

https://medical-tribune.co.jp/news/2017/0322506778/

薬スタディニュース
厚生労働省による改訂の指示案内です。硫酸アルミニウムカリウム水和物・タンニン酸は薬剤師国家試験でも出題されています。

重大な副作用項目を確認しておきましょう。

【厚生労働省】アビガン錠、妊婦らには投与禁止 催奇形性の恐れ

抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠」(一般名ファビピラビル)について、厚生労働省は都道府県に対し、妊婦らへの投与を禁止することなどを医療機関や薬局に周知するよう通知した。妊婦らがアビガン錠を服用すると、胎児に奇形が発生する「催奇形性」の恐れがある

https://www.cbnews.jp/news/entry/20170310133358

薬スタディニュース
厚生労働省から改めて注意喚起。アビガン錠の催奇形性について、薬剤師の方は再度確認をお願い致します。

 

SGLT2阻害薬で脂肪萎縮性糖尿病が改善 – 東北大

同研究グループは、長期にわたってコントロール不良な糖尿病が持続していた先天性全身性脂肪萎縮症に対して、SGLT2阻害薬であるイプラグリフロジンを投与したところ、脂肪肝が減少し、糖尿病、インスリン抵抗性が著明に改善することを明らかにした。

http://news.mynavi.jp/news/2017/03/21/194/

薬スタディニュース
先天性全身性脂肪萎縮症は高額な治療費がかかる上、脂肪萎縮症の中でも重症な糖尿病を呈します。

SGLT2阻害薬は、先天性全身性脂肪萎縮症におけるインスリン抵抗性、糖尿病の改善に効果的かつ、保険適応がされる為、今後の有効な治療選択として期待が高まります。

レジオネラ感染の男性死亡 広島の「みはらし温泉」

男性は3月上旬、施設を利用後、発熱や呼吸困難、肺炎などの症状を訴え、入院していた。施設では18日以降、県内外から利用した30~80代の40人の患者が確認され、死亡した男性以外にも37人が入院中。施設は21日から営業を自粛している。

http://www.sankei.com/west/news/170325/wst1703250069-n1.html

薬スタディニュース
レジオネラ感染症における死亡例は、平成14年以来となりました。

新規ナノ粒子点眼薬の開発と緑内障治療への応用 – 東北大

今回、笠井教授らは緑内障の治療薬であるブリンゾラミド(商品名:エイゾプト)に難水溶化を施した誘導体を合成し、独自のナノ粒子化技術である「再沈法」を駆使して、ブリンゾラミド誘導体のナノ粒子点眼薬を作製することに成功しました。

https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2017/03/press20170309-05.html

薬スタディニュース
最近、東北大がよく話題になりますね。ブリンゾラミド誘導体のナノ粒子点眼薬を作製についての研究です。

薬学生の方は、点眼薬について薬剤の参考書を読んでおきましょう。

鳥インフル 宮城で感染確認 22万羽殺処分

宮城県は24日未明、栗原市の養鶏場で死んでいたニワトリについて、遺伝子検査の結果、H5亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表した。飼育されている全22万羽の殺処分を同日午前3時に始め、午前10時までに1万4450羽を処分した。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170324_13051.html

薬スタディニュース
衛生分野の「感染症」で勉強しますが、A(H5N1)及びA(H7N9)の鳥インフルエンザは2類感染症に分類されています。また、その他の亜型鳥インフルエンザは4類感染症に位置づけられています。

日本人での発症は確認されていませんが、出国時の予防策・対応について、各々が知っておく必要があります。

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