※2017年12月1日 ビッツが薬ゼミに通っていた時のリアル記事です。
皆さんお疲れ様です!
統一Ⅱが終わり、ⅠからⅡまでの伸びについて他人の点が気になったり、不安になる時期だと思います。
当サイトにも「伸びない」「不安だ」といったコメントがいくつか寄せられました。
不安な気持ちは何点取っていても皆同じだと思いますが、何をもっての「伸びていない」なのか。
薬剤師の先生方や、薬ゼミ講師(アドバイザー)から聞いたことを参考に、考えてみました。
私は薬ゼミ生ですし、皆さんと同じく第103回薬剤師国家試験の受験者ですので、あくまで「私が思う”伸びていない”の定義」であることはご了承下さい。
とは言っても、当たり前な事しか書いていないとは思います。
以下、注意書きしているので、先を読み進めるかは自己責任でお願いします。
目次
「伸びていない」の定義
【条件1】
自分なりにすごく勉強しているのに、模試の点がⅠ、Ⅱ共に振るわなかった。
ここで例外なのが、「まだ自分はやれる」「勉強できてなかった」と思っている方です。そりゃ勉強してなかったら劇的にいい点は取れないよね!!と、多分あなた自身が一番わかっていると思う。
この方はまず、頑張って本気出して下さい。さぁ、勉強だ!!
それだけです(笑)
ここで本題。
勉強しているのに何で?と自分自身に思っている方は、このまま読み進めて下さい。
今でも十分頑張っているのに点がついてこないということは、せっかくの努力が違う方へと流れている可能性があります。
【条件2】
統一Ⅱの点数が平均点よりも下、かつ、統一Ⅰから統一Ⅱまでの伸びが20点以下の方
例)平均を190点と仮定した場合、165→180 (+15)
現役生は現役生の平均点で見ていきます。現役生は薬ゼミ生の平均点は気にしなくていいですよ!薬ゼミ生も逆に、現役生の平均点は知りません。
まず一つ目。平均点以下といった条件は誰もが分かることだと思います。
約半分の受験生はその点を取っているので、できればそれ以上にいたいですよね。平均点は自分の位置を知るために重要となってきます。
もう一つは、伸びが20点以下の方。
なぜ20点なのか?というと、薬ゼミ生でも統一ⅠからⅡまで、平均が20点アップしているからです。ですので、現役生の方は本来もっと伸びているはず。
平均点以下かつ20点の伸びがない場合は、国試まで伸びきれない可能性高いです。
どうして伸びないの?原因として考えられる事
条件2つを整理すると、
勉強を頑張っているけれど平均点が取れていない、20点以上アップしていない
といった方です。
頑張っているのに何でと、悔しい思いをしている方もいるかと思います。ですが、その真面目さが逆に仇となってしまっている可能性があります。
自分より勉強していなさそうなアイツの方が何で点が高いの?と周りに対して思っている方、チラホラいるんじゃないでしょうか。
知りたくないけど、生活していると分かってしまうものですよね。
ここで頭に浮かぶNGだと思う勉強をいくつか挙げます。自問自答してみて下さい。
過去問を一ページ目からやっていませんか?
好きな科目ばかり勉強していませんか?
分からない・難しい・マイナー問題に時間をかけ過ぎていませんか?
青本を読むことに時間をかけすぎていませんか?
模試の見直しに一週間以上かけていませんか?
理解→暗記の順でしか勉強出来ないと思っていませんか?
青本の赤字は最低限理解でき、覚えられていますか?
薬理や法規、衛生は直前期でも間に合うと思って後回しにしていませんか?
真面目にやっている方ほど陥ってしまうNGな勉強法です。
また、勉強を頑張っている人ほど分からない問題を飛ばせません。
分からない自分が許せないのです。
「あ~この問題分からない。正答率50%か。ん~~~でもこの一問だけでは落ちないでしょう!国試は65%とれば受かるんだし!」
といった考え方。どうでしょう。こんな人がいたら許せます?
しかし薬剤師国家試験では、残念ながら上記のような考え方は重要です。
ズボラが全て良いというわけではありませんが、ある程度の「捨てる勇気や覚悟」が必要となってきます。ここでの問題の見極めや相性を探るのも、受験には必須です。
国試で満点を取れる人はいません。
誰もが間違えるし、誰もが解けない問題にぶち当たる。
10問中3問以上ミスしても受かるんです。「結構間違えても大丈夫なんだな!」そういったポジティブさは大事です。
と、簡単に書いてはいますが、私も統一模試を受験しているので225の壁がどれだけ高いものなのかは重々承知です。
一番重要なのは、皆が取れている60%以上の問題を繰り返すこと。
成績上位者はもちろん、全部に目を通し完璧にこなせていると思います。が、別にね、合格だけでいいなら難しい問題(30%以下の問題)は解かなくていいんです。
上記で例を出した正答率50%代の問題は、正直際どい(捨てる捨てないの見極めが必要となります)
しかし、今はまだその段階ではありません。
まずは本当に基礎から。これだけで平均は超えてきます。
その後に50%くらいの問題にチャレンジしていきましょう。
勉強を一生懸命頑張れている方は、とても素晴らしいのです。
継続できる人はなかなかいません。ですから、その努力に効率のいい勉強法が付いたら完全無敵なんですよ。
ちょっとやり方を変えることで、これからの勉強時間をより良いものに変えていくきっかけになればと、今回記事を書いています。
何か感じ取っていただければ嬉しく思います。
具体的に何をやればいいかはまた次回に!
はじめまして。
薬剤師2年目のアラサー女です。
お恥ずかしい話、私は国試数回落ちています。
予備校にも通いました。
浪人も留年も経験しています。
なのでビッツさんが他人事とは思えなくて。
ビッツさんはYYKさんという心強い味方がいらっしゃるだけ恵まれていますよ。
私は国試浪人一年めのときすごく仲良くしていた異性(その人も国試浪人)がいて、一緒に勉強したり、色々深い話もして、「もしかしてこの人と結婚するのかな?」くらい思っていたのですが、向こうが国試受かった(私はまた落ちた)とたん、距離を置かれて連絡も全然来なくなりました。
国試落ちたのと同じくらい、そのことがとにかくショックでしたね…
自分語りみたいですみません。
国試受かるためには知識量はもちろんですが、それ以上に精神面が大切になって来るということを言いたくて。
私は彼に距離を置かれたことを何ヵ月も引きずり、精神的にボロボロになり、次の国試もまた落ちるという最悪な事態を引き起こしてしまいました。
本当にむだな時間を過ごしたと思います。
そんな私でも今は薬剤師として薬局で働いています。
患者さんから相談されたり感謝されることもあります。
本当に薬剤師になれてよかったです。
ビッツさんのこと本当に応援しています。
私は底辺から這い上がった立場ですので、あまり偉そうなことは言えませんが、何か力になれたらと思ってコメントさせていただきました。