お久しぶりです。103回薬剤師国家試験受験の薬ゼミ生ビッツです。
コメント返信も滞っていて申し訳ないです。(1万回目の謝罪)
国浪生として今年頑張るような方優先でお返事していきたいと思っています。
さて、105回に向けてということで、104回の問題を実際に解いてみました。1年間受験用の勉強をしていないとはいえ、かなり難しかった。
「傾向」「癖」に対応できるか、相性によって合否が左右される試験になってきていると感じます。そりゃ余裕で合格点を取った人にとっては「普通にやったら受かるレベルだった」で総評は終了、なわけですが、
私は元薬ゼミ生。凡人。またはそれ以下。
国試浪人生目線で総評に突っ込んでいきながら105回について考えていきます。
目指すものや環境が変わる度に学ぶ内容も変わってくるので、以下、注意として載せておく。
元薬ゼミ生ビッツは103回国試受験者です。現在薬剤師。
今後の傾向について一番わかっているのは、105回に挑戦する薬ゼミ生と、薬ゼミ講師です。
薬ゼミ贔屓ですが、実際に凡人以下が通って受かった実体験があるので私の中の常識ではそう。
正確な情報を得たい方は、薬ゼミに通うか、薬ゼミ講師に聞いて下さい。
目次
105回薬剤師国家試験はどうなる?
104回薬剤師国家試験の総評から考察していこう。
第104回国試は、科目により差はあるが、全体としての難易度は中等~やや難であった。103回と比較するとやや易しい問題が多かった。全体として、必須問題は「平易~やや平易」、理論問題は「やや難」、実践問題は「中等~やや難」であった。
いつも総評を見て思うけど、「昨年度と比較して」の難易度なので、当然だけど数年前受かった人たちが同じような勉強をしても合格できるとは限らないんですよね。
ホントは比較なんてできないんじゃない?とも思う。
毎年「過去問」が増えていくので、それをベースに試験問題を作っていこうともなると、変な問題も沢山でてくるのが当然。
どの回で受かっても同じ薬剤師なんでどうでもいいですが、103回を死ぬ気で受験した私にとっては、99回、100回を一発合格した人ってすげぇな…と今でも思います。
過去問のデータ蓄積も少ない中、新傾向の厳しい試験を突破しているわけですからね。
でもね、数年前とはまた違った意味で、過去問のデータが増えていっている今の受験生は、情報過多なためぐっちゃぐっちゃになりやすいし、どう勉強していったらいいか分からない!!という事態になりかねない。
こんな時に自分で取捨選択が上手くできる、所謂「勉強ができる人」は、どの時代の国試でも対応していけるんだけど、国試浪人生にとったらやっぱり苦しい。
どんな試験でもスポーツでもいえますが、数年前に比べると確実にレベルは上がっています。
ですので、薬学部がピンキリとはいえ勉強しないと受からない。
では本題。
国試浪人生はどのように勉強していけばいいのだろうか。
実験考察問題、図表問題の取り組み方。無理しなくていい。
実験考察問題、図表を用いて読解する問題も継続出題されており、「考える力」が求められている。
また、106回から適用される「新出題基準」や「改訂コアカリ」を意識した科目の壁を超えた連問など「総合的な力」や「考える力」が必要な問題は継続して出題された。また、実務実習で体験して欲しい「代表的な8疾患」の問題は103回より多く出題され、臨床能力を問う問題が増加していた。
この実験問題、図表を用いて読解、というのは105回以降も変わらないと思う。暗記だけではなく考えて答えを導き出してね、っていう。
ただ、国試浪人生にとってはこれ、きついんですよね。
図解やグラフの読み方は薬ゼミが教えてくれるけど、これに入り込みすぎて1題に1時間かけちゃうとか、絶対にNGです。
時間のある4~6月にやるのさえも時間の無駄だと私は思います。
傾向としては増えているけど、結局はマークを塗りつぶして1点なので、こういった問題が来たときは、「このパターンでまず選択肢に目を通して…」等の「解き方」が国試本番で浮かぶように訓練が出来れば上出来です。
図解やグラフ問題、国試浪人生の勉強方法としてはシンプルだと思う。
まず、薬ゼミで問題を解いた後は、問題の横に「解法」を書いておく。
例えば衛生だと、ただグラフを読み取れば答えが出せる問題があるので、「選択肢→グラフを見ていけば解答可能」「グラフの横軸に注意」「表の○○に注目」等のポイントを書いておけば、国試まで解かなくていい。
見直す時にすることは、その「解法」と問題、グラフをザッと見る程度。そうすると国試本番でも焦らない。
同じ問題はでないので、「解法」が大事です。
生物の実験問題に関しては、研究レベルのものも多いので、選択肢を見て無理そうだったら本番でも飛ばそう。
「実験問題、飛ばす、むり」とか書いておけば、捨て問題の一つとして時間を割かなくていい。
実際、難しい問題に時間を割いている暇があったら薬理や衛生、法規をやった方が確実に点は伸びるので、国浪生はこの辺余裕がある人だけ頑張ればいいと思うよ。
俺も生物の実験問題は、国試本番で5秒も目を通してないけどちゃんと受かった。総合力だから大丈夫。
必須問題は、これからも平易が続く?
必須問題は平易~やや平易の問題が多く、解きやすかったと思われる。
103回に戻ります。
必須は簡単だったという総評でしたが、私は本番解いていてかなり難しく感じました。
しかし実際に得点はできていたので、傾向が違う問題のインパクトが強く残って戸惑ったのかもしれません。
104回も似たようなものかも。
何だこれといった問題もあったけど、1年後の頭でもそれなりに得点はできました。
これからの国試は、99回のように必須で切られるような受験生は出さない傾向っぽいよね。
必須で点取らせてあげるよ!!サービスしちゃう!ただし、理論と実践難しくするから覚悟しておいてね~!!!
といったものだろうか。
必須の勉強の仕方を教えて下さい!と、コメントでもいくつかもらったのだけど、薬ゼミ生の時に同じ質問を薬ゼミ講師にしたことがあった。
答えは、「理論問題をしっかり解きこんでいけば、最後に必須が伸びていく」
必須の一問一答を1000問解いても、今回の耳の構造から考える問題等は、青本+理論問題の知識がないと答えを導き出せない。
満点取る必要はないのでそこまで極めなくても問題はないけれど、必須問題が平易になっている今、9割(81/90)は欲しいところだ。
105回薬剤師国家試験に向けて。各科目の取り組み方
104回を解いてみて、103回合格の為に心がけていた事は間違いなかったな、応用できるなと感じたので書いていきます。
長くなりそうなので箇条書きで失礼。
※ビッツ個人の勉強法です
・基礎科目(物化生)に時間を使うとしたら、物理がオススメ。生物に関していうと、浪人生は1年で国試レベルの知識はつけられないと思う。104回も相当難しい。
・化学は反応式暗記じゃ解けなくなってるので、この傾向は続くと考えられる。
また、生薬が今回1題だったことから、時間を使うべき科目ではない。これは103回以前と違う。103回受験の時、私は生薬暗記で点を稼いだけど、この先はそうはいかなそう。
・必須の得点アップには、理論解き込みと先に述べたが、基礎科目については、まず必須だけを流して解いてみよう。じゃないとやる気がなくなる。
・薬剤と治療が病院薬剤師向けに難しくなっているので、薬理、法規、衛生を死ぬ気でやってくれ。この3科目はほぼ裏切らない。
104回の問題を見ても、法規はこの先難しくならないと言える。
・薬ゼミに通えば問題ないと思うが、薬理は新薬まで実践を繋げて暗記しておこう。
国試浪人する方にとって、この1年はきついものになると思います。
ただね、薬剤師になってしまえば皆全く同じだし給料も変わんないしね。私は今、振り返ってみると薬ゼミに通えてよかったなとまで思っています。
受かるために難しいことをやってしまいがちになるけれど、浪人生はまず暗記からだよ。
現国試は理解が大事だと承知の上で言うけど、でも暗記科目、平均以上取れてるかな?
まずここからだと思います。
105回、絶対合格して下さい!!!
各科目について等、もっと細かく気力があったら更新したいです。
2019年も更新されててびっくりしたよ‥お元気でお過ごしください